お知らせ

根岸 雄一教授及び川脇 徳久講師らによる学術論文が英国王立化学会出版のNanoscale誌のOutside Front Coverに選出

根岸 雄一教授及び川脇 徳久講師らによる学術論文が英国王立化学会出版のNanoscale誌のOutside Front Coverに選出されました。

カーボンニュートラルの実現に向けて、化石燃料から水素へのエネルギーの転換が求められています。特に、固体高分子形燃料電池は水素と酸素の酸化還元反応から電気を生み出すことができることから、注目を集めています。根岸教授らは、原子レベルで精密な白金ナノクラスターを前駆体として用いることで、優れた酸素還元活性を有する白金ナノクラスター担持触媒を作製することに成功しました。また、密度汎関数理論により、合成した触媒の白金原子の状態を調べ、高活性を示す要因についても明らかにしました。これらの内容が編集部に評価され、掲載誌のOutside Front Coverとして選出されました。なお、本研究成果は本学にてプレスリリースされており、本研究成果は複数のメディアにて取り上げられています。

選出者
理学部第一部 応用化学科 教授 根岸 雄一
理学部第一部 応用化学科 講師 川脇 徳久

掲載論文
Pt17 nanocluster electrocatalysts: preparation and origin of high oxygen reduction reaction activity

表紙選出日
2023年4月28日

関連リンク
Nanoscale

日本語プレスリリース
優れた酸素還元活性を有する白金ナノクラスター担持触媒の創製とその原理解明に成功 ~水素を利用した低炭素社会の実現にまた一歩前進~(2023年4月17日)

根岸研究室
研究室のページ
根岸教授のページ
川脇講師のページ