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研究概要

太陽光エネルギーを用いて水、二酸化炭素、窒素を原料として、水素などのソーラー燃料やアルコールやオレフィンなどのソーラーケミカルを作る化学反応を人工光合成と呼ぶことができます(図1)。

人工光合成は、地球規模での資源・エネルギー・環境問題を解決できる化学反応です。さらには、石油や天然ガスなどの化石資源に頼らない化学合成プロセスを開拓することができます。人工光合成の実現には、化学の力が必須です。社会的にも人工光合成の実現が切望されており、世界中で数多くの国家プロジェクトが走っています。その実現は、社会に大きなインパクトを与えます。そのような背景の中で、効率の良い人工光合成を行うことができる新しい光触媒の開発が当研究室の大きなテーマです。

この目標を達成するためには、光と電子がかかわる新しい機能性無機化合物(光触媒)の開発が不可欠です。そこで、面白い結晶構造をもついろいろな無機化合物を合成して、それらの電子構造を理解すると同時に、光触媒活性や光電気化学的な物性を調べています。

図1 ソーラー水素の重要性
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